前回は中古+リノベーションにおける「接客〜物件案内」についてお届けしました。
今回は、資金計画・住宅ローンについてお届けします!
物件購入の資金計画を立てる上で、お客様がどれくらい借入ができるのか把握することは重要です。初回接客時に、資金計画の考え方や住宅ローンの事前審査についてご案内していきます。
住宅購入の資金計画の立て方について知っているお客様は多くありません。
大きな買い物となる住宅購入において、ローン完済時のご年齢・養育費などの家計プラン等を考慮して、無理のない資金計画を立てることが重要です。
初回接客時に接客用ブックレットを活用して、しっかりと資金計画の立て方についてご案内していきましょう。
続いて、お客様へ住宅ローンのご説明をし、事前審査のご案内もします。
事前審査をすることで、お客様がどれくらいの融資額を受けられるのか、返済期間や金利の条件も事前に把握でき、正確な資金計画を立てることができます。
また、事前審査を通過しないと物件契約に進むことができません。
気に入った物件が現れた時に事前審査ができていないためすぐに物件契約ができず、その間に他の購入検討者が先に契約してしまうというケースもあります。事前審査の結果は申込みをしてから、3日〜1週間程度かかるので、前もって事前審査をご案内しておきましょう。
物件購入費用とリノベーション費用をセットで住宅ローンを組むことができます。
一般的に、物件購入費用は住宅ローン、リノベーション工事費用はリフォームローンで組むと考える人が多いです。お客様に正しく、セットローンのご説明をしましょう。
セットローンについて
金融機関には「住宅ローン」「リフォームローン」「中古・リフォーム一体型セットローン」があります。
住宅ローンとリフォームローンを別々に組むと、リフォームローンの場合、住宅ローンと比較して、担保になるものがないため、借入金額を伸ばせなかったり、返済期間が短く、金利も高めに設定されてしまいます。
中古物件購入とリノベーションを同時に進める場合、中古・リフォーム一体型のセットローンを組むことができます。
セットローンのメリットは、住宅ローンと同じ条件でリノベーション費用も借りることができるため、お客様の返済負担を抑えることが可能です。
リノベーション費用1,000万円を借りた場合
失敗なくお家探しを進めるためにもお客様に資金計画についてしっかりお伝えし、お客様自身が資金計画を把握していることが大切です。
資金計画の立て方やセットローンについて知らない方が多いのでしっかりとお伝えしていきましょう。
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