リノベーションニュース

【成功企業に学ぶ】地方にも広がる需要、リノベーションのいま

日本の住宅業界は、これまで長きに渡って新築が主流でした。その結果、今では「家あまり」という社会的な問題を抱えてしまっています。

自分好みにリノベーションをして暮らす「中古購入+リノベーション」という住宅購入手法は、首都圏を中心に徐々に広がっているものの、
その対象はマンションが中心で、需要が限られていました。

しかし、「家あまり」は郊外や地方を中心に起こっている現象で、昨今のリノベーションという流行は、本質的な問題解決には至っていなかったともいえます。

私たちリノベ不動産は、首都圏・地方を問わず、またマンション・戸建を問わず、「中古購入+リノベーション」という住宅購入手法を全国の消費者に伝えるべく、
日本全国の需要を創造し、日本のスタンダードとなるべく組織として活動しております。

リノベ不動産の全国展開によって、今では郊外・地方でも「自分らしい暮らし」の実現が広がりつつあります。

今回は、そのような「郊外×戸建て」の地域で「中古仲介+リノベーション」が実際に成立するのか?という数々のお声にお応えして、
熊本県で事業展開している『リノベ不動産 熊本北店 銀杏開発株式会社』の村田
鷹司専務にお話を伺っていきます。

 

 

01.リノベ不動産への加盟経緯


熊本県にある銀杏開発株式会社は、2010年リフォーム・リノベーション事業に着手したのち、2015年4月にリノベ不動産に加盟され、
今では「郊外×戸建て」の地域で年間約30件の「中古仲介+リノベーション」取引をする、地方の戸建て市場を牽引する企業として活躍されています。

リノベ不動産加盟前の2008年、業界未経験ながらご兄弟で(兄:村田智仁社長、弟:村田鷹司専務)で賃貸住宅事業を開始されました。
事業を創めてみると、熊本県内に魅力的な物件がないと感じられたことをきっかけに、住宅の魅力を伝えるためにフリーペーパーの自主制作をしていきます。
フリーペーパー制作をきっかけに、賃貸管理物件の改装相談を受けるようになり、リフォーム事業を本格的にスタートしました。

リフォーム事業が軌道に乗り、さらなる事業拡大を目指すために、
2015年「中古仲介+リノベーション」のワンストップ事業プラットフォームであるリノベ不動産に加盟し、自社のオフィス兼ショールームを完成します。

 

 

(写真:オフィス兼ショールーム)


――改めて、当時の加盟理由をお話しいただけますか?

村田専務:
ワンストップ事業自体は、自分達で時間と費用をかければ可能かもしれないですが、事業スピードが3年は遠回りしてしまうのではないか?と思ったんですよね。
それであれば、ノウハウやツール・仕組みもすべて整っているリノベ不動産に加盟しようと決断しました。

 

――加盟してあっという間に5年以上が経ちましたね。リノベ不動産への率直な感想を教えてください。

村田専務:
これまで自分達でがむしゃらに取り組んできた事に再現性がうまれたこと、
家業から事業へと成長でき、点が線になって面になっていくように感じることができました。

 

――とても嬉しいお言葉、ありがとうございます。

 

02.リノベ不動産本部と連携して叶えた、事業成長の秘訣


2016年4月、震度7を観測する熊本地震が発生しました。

 

 

(写真:熊本地震の様子)

 

――加盟してすぐの震災でしたが、その当時の様子や事業に対する想いを教えてください。

村田専務:
4月14日、そして16日と二度にわたって最大震度7を観測。同じエリアで震度7の地震が立て続けに二回発生したことは、観測史上初めての災害でした。

築浅な住居も含めて家屋倒壊している景色や、本当は残せる家屋まで行政によって一斉に解体していく姿を目の当たりにし、大きなショックを受けました。
それと同時に、耐震補強工事の考え方や、引き渡し後のアフターメンテナンスの重要性を実感しました。

リノベ不動産の本部とともに、事業・人財・マーケティングなど組織を見直し、「原理原則」を強化する。
そしてエリアの特性や経験を加味しながら、地域の中でリードできる存在になろうと決意するきっかけになりましたね。

 

――本部とともに原理原則を強化したということですが、どのようなことに注力していきましたか?

村田専務:
ひと言でいうと「仕組化」ですね。
まずは、これまで家業という側面が強かったため、会社組織として見直し、人財強化を図りました。

事業フローとしては、リノベ不動産の特長である「ワンストップサービス」(資金計画~物件探し~設計~工事~アフター)を体系的かつ実践的に学びました。
リノベ不動産には直営店があり、リアルなノウハウを共有してもらうことができるんです。
それによってスピーディーに知識を身に着けることができました。

さらに、住宅業界で苦戦を強いられることの多い集客は、顧客ターゲットの分析を綿密に行って効率的な反響獲得へと繋げています。

 

――「仕組化」していく中で、どのような成果へ繋がっていきましたか?

村田専務:
3名だった会社は総勢15名になり、会社の売上規模も3億を超えるまで成長しました。

さらに今では他社との差別化を明確にして、県内でのポジショニングを意識しています。

 

03.地域を牽引する企業として挑む、新プロジェクト


現在では、熊本県で戸建て市場を牽引する企業へと拡大した、リノベ不動産 熊本北店 銀杏開発株式会社。
戸建て性能向上リノベーション実証プロジェクトとして、『楡木の家のリノベーションプロジェクト』を発足し、他社との差別化にも繋がっています。

 

――『楡木の家のリノベーションプロジェクト』はどのような経緯で始まったのですか?

村田専務:
本プロジェクトは、中古住宅の可能性をより最大化するために、旧耐震の築古中古住宅を新築同等の性能、新築以上の価値を創り出す、という目的のもと始まりました。
熊本地震の経験を活かしていきたいと思い、ポイントは「使えるもの・活かせるものは残す」です。

 

――プロジェクトで完成した住宅について教えてください。

村田専務:
YKK AP株式会社と共働し、熊本市中心部の住宅街に建つ築42年の戸建住宅をリノベーションしました。
立地や周辺環境を熟知する、地域に根差した当社だからこそできた性能向上リノベーションです。
高性能トリプルガラス樹脂窓を採用し、高い断熱性能を実現。
また、耐震フレームを採用するなどの耐震改修を行い、快適・健康・省エネで、安心安全なストック住宅の形成を目指しました。

今後も安全で快適な暮らし方の提案により、良質なストック住宅を増やしていきます。

 

 

(写真:リノベーション事例)

 

04.まとめ


原理原則を追求したことで、盤石な組織を築くことができた『リノベ不動産 熊本北店 銀杏開発株式会社』。
地域特性を活かしたさらなる発展を目指し、「自分らしい暮らし」を広めていきたいと意気込みを語ってくださいました。

リノベ不動産では「中古購入+リノベーション」という住宅購入手法を、
全国の消費者、日本の住宅・不動産業界、そして取り組む事業者へ伝え、「いままでにないワクワクを!」 をキーワードとする全国加盟のネットワークです。

不動産・建築ワンストップ事業の立ち上げ、成果拡大にご興味のある経営者のみなさま、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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